いつもの道-出会い

更新日:2016.01.14.

いつもの道-出会い公園がいつもの通り道だという人がいます。
また、いつも公園の横や前の道を通る、という人もいます。
公園自体は、季節によって春には桜の花が咲いたり、秋には桜の葉っぱが赤く紅葉したり、金木犀があれば、姿はめだたなくとも香りが漂ったり、といったようにさまざまに姿を変えて、そこに集う人達を楽しませてくれます。

そんないつもの道が公園なのです。
いつもの道には、なんともいえない安心感があります。
いつもの道に、いつもの季節に咲く花は、今年もまた咲いてくれたという安心感と満足感を与えてくれます。

しかし、天候不順などでいつもの時期に咲かなかったら、それもまた気になるようになるのです。
日常とは、そういったものなのです。
そして、その日常にあるいつもの公園、いつもの道で出会う人達は、たとえ名前こそ知らない人であったとしても、何年も前から知っているような、そんな思いにさせてくれます。
長年あるいつもの公園、いつもの道で出会う人達に、出会うたびに、相手は変わらなくともかわっていく自分自身や、変わってしまった自分自身を感じたりもします。
それは、日常の時間の中で人間が誰しも感じ、経験することなのかもしれません。

公園には、派手なアトラクションや、大きく人を楽しませたりするものはありません。
誰もがわざわざそこにやってくる、といった目的をもってやってくる訳では有りません。

しかし、公園には、日常があります。
そして、そこに集う人々、そこで出会う人々を、ゆっくりと包んでくれるような包容感と、疲れを癒してくれたり、また明日からの勇気をあたえてくれたりする、不思議な力があるのです。