「ネカマ」はネットオカマ

更新日:2015.12.17.

「ネカマ」はネットオカマ出会い系サイトと言う特殊な世界には色々な人が存在します。
結婚を前提にした真面目な交際を望む人、割り切った大人の交際を望む人、中には露骨に金銭目的で性的関係を持ち掛ける人もいます。
出会い系サイトの運営会社も様々なスタイルがあります。
健全な運営を心掛ける優良サイトがあるかと思えば、詐欺まがいの悪質サイトも少なくありません。
その中には被害者の意識も問われるような、逆援助交際や高額な謝礼をうたった相談者募集サイト等もあります。
人間の欲が渦巻く出会い系サイトには、本当に様々な人間の思いがうごめいているのです。

その中で一般の人には理解出来ない存在が「ネカマ」と呼ばれる人達です。
この「ネカマ」と言うのは、ネットオカマの略で、主に出会い系サイトで男性なのに女性登録して登場する存在です。
この人達は別に日常生活でゲイ嗜好がある訳ではありません。
また「サクラ」のように金銭目的でサイトでメールを送る人達でもありません。
あくまで、自分の遊び感覚で女性に成り済まして男性会員とのやり取りを楽しむのです。
何故こんな人達が登場してきたのでしょうか?

一つには大手の出会い系サイトだと、男性が登録して女性会員にメールを送っても中々返信が貰えないと言う背景があります。
完全に女性の買い手市場なのです。
そこで遊びで新規登録の時に女性と偽って登録してみると、男性から驚くほど沢山のメールが届いてくる事に気付きます。
例え自分を偽った形でも、他人からメールが届くと寂しさが紛らす事が出来るのかも知れません。
また、今まで男性としてサイトを利用していただけでは分からなかった、同性のメールを初めて見る事になります。
改めて、男性にも沢山のタイプがいる事に気付くのです。

あるネカマの人が言うには、真面目なタイプの男性には冗談でからかうのが申し訳ないので返信はしないとの事です。
この人のターゲットは、セレブ自慢の自信満々タイプの男性会員だそうです。
プロフィールに、いかにも自分はリッチで外車を乗り回して、いつも美味しいものを食べているみたいな日常生活をアピールしている人がいますが、こう言うタイプの人はネカマの格好のターゲットなのです。
ネカマはこんな自信家の男性会員をおだて上げて、その気にさせます。
もちろん、実際に会う事は出来ませんが、少し色っぽい話で誘ったりもします。
そして最後に「バァーカ、俺は男だよ!助平親父!」と告げてサイトからいなくなるのです。
別にネカマのしている事は犯罪になる訳ではなく、単なる遊びの範疇なのですが、出会い系サイトの持つ匿名性が生んだ新しいタイプの愉快犯だと言えそうです。